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ロンドンSandwichレポートVol.3 / サンドイッチが豊富なカフェ・チェーン「Pret A Manger(プレタマンジェ)」

皆さま、こんにちは。

日本サンドイッチ協会・ロンドン特派員の華子です。毎回イギリスで愛されているサンドイッチを紹介しています。

スタバやブルーボトル、ドトールやコメダ珈琲など「チェーン系カフェ百花繚乱」の日本だと思いますが、チェーン系カフェが人気なのはイギリスも同じです。ちょっと大きなストリートにはかならずチェーン系のカフェがあります。

イギリスは「紅茶」のイメージが強いと思いますが、イギリス人はコーヒーも大好きです。特にここ15年、強めにローストしたイタリアンコーヒーがどんどん浸透しています。(もちろんカフェには美味しい紅茶も必ずありますよ!)各チェーンはそれぞれ特徴を押し出し、「カフェ戦国時代」を生き抜いています。

今回ご紹介するのは、サンドイッチの美味しさで知られているカフェ・チェーン「Pret A Manger(プレタマンジェ)」です。「Pret(プレット)」という愛称でも知られています。

「Pret A Manger」(フランス語)とはで「Ready to Eat(すぐに食べられる)」の意味。1986年にロンドン北部の高級住宅街ハムステッドに第一号店がオープンしました。「質が高くて美味しい」「今日調理した、作りたて」の「今すぐ食べられる」調理済の軽食を提供する、をモットーに拡大を続け、アメリカ、フランス、アジア圏にも進出。イギリス国内で約300店舗(全世界で約350店舗)を展開しています。

オーガニックのコーヒーやミルクを使用したホットドリンクももちろん美味しいのですが、プレタマンジェの魅力は何と言っても、美味しくてボリュームたっぷりの「ちょっとご馳走系サンドイッチ」です。

具がたっぷり入り、野菜もフレッシュ。家庭でサンドイッチを作るような新鮮さとボリュームをキープししつつ、そこにプロの味を加えています。

その分、値段は少しお高めです。

もちろんレストランで食事をしたり、デリやサンドイッチ専門店で購入するよりはずっと安いです。でも一般的なチェーン系カフェのサンドイッチは2~3ポンドですが、同じ種類のサンドイッチでも、プレタマンジェのものは平均して50ペンスから1ポンド程度お値段が高いのです。

しかしその価値は十分あるのです!

「昼休みは削っても、残業はしない」のがイギリス人。昼休みを取らず、デスクで仕事をしながらササッと済ませる人が多いので、オフィス街にはサンドイッチを売るお店が本当にたくさんあります。

プレタマンジェのサンドイッチを食べていると同僚に「あら、今日はちょっとご馳走ね♪」「そのサンドイッチ、美味しいのよね~」と言われる…なんていうこともよくあるぐらい、プレタマンジェのサンドイッチの評判は定着しています。

食パン以外にも、バゲットやチャパタ、メキシコ風のラップなど様々な種類のサンドイッチを販売していますが、今回は食パン(全粒粉の食パンです)タイプの定番3種類をご紹介いたします。

<Egg Mayo(卵&マヨネーズのサンドイッチ)1.75ポンド>

卵サンドはイギリスの「ド定番」サンドイッチの1つです。「マヨネーズで和えたざく切り卵サラダ」は日本と同じ味ですが、そこにかいわれ大根を合わせるのがイギリス流です。

かいわれの爽やかさとシャキシャキ感が、こってりした卵サラダによく合います。

<Wild Crayfish & Rocket(野生のザリガニ&ルッコラのサンドイッチ)3.49ポンド>

ぶつ切りにしたザリガニをマヨネーズベースのソース(レモン果汁、セロリのみじん切り入り)で和え、たっぷりのルッコラを合わせたサンドイッチです。

ザリガニはイギリスではよく食べる食材です。(余談ですが、カニとエビの間のような味と食感で、フライなどにもしても美味しいです。)

サリが二の厚みも十分なので「ざっくり」した歯ごたえが嬉しいのですが、

特筆すべきはルッコラのたっぷり感と新鮮さ!

パンにはさんで店頭に並んでいたというのに、パンを開いてもこのフレッシュさは素晴らしい!

<Classic Super Club (クラシック・スーパークラブ・サンドイッチ) 3.35ポンド)

いわゆる「BLTサンド」をプレタマンジェ風にアレンジしたサンドイッチです。

具材は鶏の胸肉(マヨネーズ、マスタード、セロリみじん切りで和えたもの)、カリカリベーコン、サラダ菜、トマト。ぴりっとコショウが効いています。

こちらもお野菜新鮮です。ベーコンの塩気、チキンのまろやかさにトマトの酸味がよく合います。コショウが効いているのも嬉しい!

半分に割るとこんな感じ(食べかけではありませんよ笑!)具だくさんでこぼれそうです。

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サンドイッチの他にも

*フルーツやサラダ、枝豆(←数年前から流行し、イギリスですでに定着しています)、御寿司などのヘルシー系ミール

*チョコレート、ポテトチップス、ナッツ類などのスナック類

*スープやポリッジ(オートミールで出来たおかゆ)、ホットサンドなどの温かい食べ物

も豊富です。

↑ 小さな袋入りのチョコレートやブラウニーなど。テイクアウトに人気です。

以前はスチールの家具が多く、メタルなイメージだった店内ですが、数年前から順次改装されました。現在は木やレンガをフィーチャーしたインテリアでナチュラル感がアップ。全店でフリーwifiが使用でき、電源を提供している店舗も増えています。またトイレを併設している店舗も多くて助かります。

↑ 窓際席も人気です。

旅先でちょっと疲れても、暖かい飲み物と美味しいサンドイッチがあれば元気になれます。 ショッピング街や大きな町の駅前通りには必ずといっていいほどあるお店ですので、機会がありましたらぜひ試してみてください。

次回もまた美味しいイギリスのサンドイッチをご紹介いたします~!


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